LSPでこんな課題の解決が期待できます
LSPはさまざまな組織の抱える課題に柔軟に対応できる非常に汎用性の高いプログラムです。
その中でも特にこのプログラムに適している解決課題としていくつかピックアップしてご紹介します。
チームメンバーの考えを深めたい
個人の内側に秘められた想いや考えを呼び覚ますことはLSPの得意とするものです。
潜在意識に働きかけ、言語化できていない部分までカタチにすることで深く考えることができるようになります。
チームメンバーの思考レベルが深まった状態で対話をすることは今まで見えてこなかったような解決策の発見にもつながります。
また、そこから新規事業を考えたり、自分たちの新しい価値を見出したりといった展開につなげることもできます。
チーム内のコミュニケーションがうまくいかない
例えばチームビルディングなどにもLSPは有効です。
コミュニケーションがうまくいかないのはそれぞれの考えがうまく共有できないからです。
ひとりひとりの内面をレゴⓇブロックという具体物を用いて表現し作品やブロックのひとつひとつに意味を見出し共有し合うことで、言葉や文字のやり取りだけでは決してできない深い対話を実現することができます。
上司、部下といった立場はもちろん、ジェンダーやジェネレーションギャップなど、あらゆる障壁を飛び越えてチームメンバーの心の内側と内側をつないで考えることで、それぞれの認識の違いがどこにあるのかを見つけたり、対立をしていたはずのメンバー同士が本当は同じ想いを抱いていたことなどを気づかせたりすることができます。
組織のビジョンやミッションが不明瞭
自分たちの組織が何を目指し、どのような使命を持っているのかなどを明らかにしたい時にもLSPは役に立ちます。
新規で事業を立ち上げた時に方向性を決めるなどで活用していただくことももちろんできますし、既に組織としてのビジョンやミッションがあるにも関わらずメンバーに全く浸透しないなどの課題がある場合にも有効です。
LSPを使って自分たちの為すべきことは何か?どんな価値観を大切にして働いているのか?などを改めて表現し、そのイメージを全体で共有することで組織に所属するひとりひとりが納得し心から共感できる行動指針を打ち立てることができます。
ここで取り上げた以外にもさまざまな組織が抱える課題を解決するためにLSPは有効に機能します。
自分たちの組織に有効かどうかが分からないという場合はご遠慮なく相談ください。
事前カウンセリングの中で具体的なアイデアをいくつかご提案させていただきます。
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従来型の研修が抱える問題点
組織内の研修がうまくいかないのには必ず原因があります。
そのすべてを取り上げる訳にはいかないので従来型研修の抱える一般的な問題点についてこちらでいくつかピックアップして整理しました。
「うまくいっていない」と悩んでいる人も「うまくいっている」と考えている人も実は当てはまる場合がありますのでぜひこの機会にふりかえってみてください。
参加者が主役になっていない
子どもの学び(ペタゴジー)においては学習者が指導者に指示されるがままにゴールを目指すというのが効果的に機能する場合が多いのですが大人はそうではありません。
成人学習理論の基礎を知らないままに研修をデザインし実施しているような研修講師が残念ながら世の中には多くいます。
大人は子どもと違って例えば業務の中で様々な課題を既に有しており、それらを解消したいという欲求を抱えています。
だから大人の学び(アンドラゴジー)においては学習者自身の経験を土台にして、なんらかの知識を新しく学ぶというよりも実際に目の前にある課題を題材にしてそれらの解決をしていくようなプログラムをデザインする必要があります。
熱量の多い講師にありがちな“感動的な”プログラムはその場限りのエンターテイメント以上の意味はありません。
押し付けられた思想では人は変わらないし、研修後の業務などにもポジティブな影響は生じません。
これは研修が経営陣や雇用主、所属長などの考えの押し付けになっているような場合にも同じことが言えます。
事前に答えが決められている
事前に答えが決められていることも大人を対象とした研修のデザインとしては悪手です。
答えが決められているということは言い換えるならばその研修はただの情報伝達の場にすぎないということです。
情報が氾濫する今日においてそのような活動に時間を割く意味は極めて薄いです。
小手先のテクニックであたかも参加者が自分たちでその答えを見つけたかのように演出したとしてもそれは変わりません。
仮にその場では納得できたとしても自分たちの内側からでてきた答えでないのであれば残念ながら行動変容にはつながりません。
声の大きな人に支配されている
うまくいっているように見える研修であったとしてもこの問題を抱えているのではないかと疑ってみることをお勧めします。
ファシリテーターがプロセスを管理しながらグループや全体で意見や考えを共有し、何らかの合意形成に結び付けていく。
そんなまさに王道ともいえるような参加型研修であったとしても会場を注意深く観察していると一言も発しない人がいたり、していたとしても全体の中では一切とりあげられていなかったり、KJ法などのアイデア整理の過程で完全に排除されてしまっていたりすることに気づけます。
例えば10人で話し合いをしていたとしても実際は半分どころか場合によっては2~3人の意見だけで合意形成がされてしまっているというようなことも少なくありません。
結局のところ声の大きな人、弁の立つ人あるいは強い思いを持っている人による場の支配がおきているのです。
全員の意見なんて聞けるわけがない、参加者の中で合意形成がされているなら問題はない。
そんな考え方をしたくなることも分かりますが、本当にそれでいいのでしょうか?
「合意形成がされること」がゴールでそれだけを目的としているのであれば問題がないかもしれません。
しかしながら、自分たちの根幹となるような行動指針を決める場ではどうでしょう?新しい事業を創出するための会議の場ではどうでしょう?
実は多くの場合において目的は合意形成の先にあるのです。
もしそうであるなら合意形成を目的にしてしまうことは間違いです。
声の大きな少数の人間が生み出すアイデアが小さな声をきちんと取り入れて作り上げるアイデアに勝ることはまずありません。
LSPが今注目されている理由
LSPは実はGoogleやNASAなどといった世界的な企業や組織での導入実績がある手法で、近年では日本国内でも注目を集めています。
ここでは、LSPが注目される理由についていくつか簡単に掘り下げて紹介しますので導入を検討する際の参考にしてみてください。
参加者が前のめりになるプログラム
研修や会議のとき、参加者の姿勢はどうなっているでしょうか?
あなたが発言が得意な人であればもしかすると身を乗り出して参加しているかもしれません。
しかし、会場を見渡すと気配を殺して静かにじっと時が過ぎるのを待っているような人が少なくとも複数人いるのではないでしょうか?
そのようなシチュエーションはLSPを用いたプログラムではまず発生しません。
なぜならLSPでは頭ではなくブロックを触りながら「手を使って」考えるからです。
与えられた問いについて頭で考えず、まずは手を動かしてみる。
手を動かしながら、ブロックに意味を見出し、自分の潜在意識に働きかけて思考をカタチにしていきます。
「そんなことができるのか?」という不安があるかもしれませんが心配はいりません。
必要なスキルが段階的に身につくようにプログラム自体が構成されているからです。
プログラムが進行するにつれ、参加者が自然と前のめりになっていく。
これはLSPを導入する組織や団体が増えている大きな理由の一つと言えます。
誰ひとり取り残さないプログラム
LSPを導入すると100%の参加という絵空事のようなことが実現します。
ちなみに一般的な会議では20%の人間のみが積極的に参加していて、残りの80%は参加をしていないといったデータもあります。
80%の参加しない人たちをどのように巻き込んで意見を吸い上げるかというのがいわゆるファシリテーターの仕事なのですが、どんなに熟達したファシリテーターであったとしても本当の意味で100%の参加というのは現実的な話ではありませんでした。
しかしLSPを導入することでこの問題を解決することができます。
レゴⓇブロックという具体物を使い作品を通じて自分の想いを語る、そして共有し議論を深めるという手法により会議の場を平等にすることを実現したのがLSPです。
模造紙や付箋をつかって議論をすすめると弁の立つ人、声の大きな人が結局考えていることで話がまとまってしまい平凡なアイデアに帰着します。
LSPの場合は作品に集中しながら議論を深めることができるので発言の得手不得手にも左右されず、なおかつ議論が空中戦になることを未然に防ぐことができるので文字通り参加者全員の頭の中に眠るアイデアを総動員してこれまでにない解決策を考えることができます。
これは、他の手法では再現することができないLSPの特徴であり、特に新しい戦略やアイデアを考える必要に迫られている組織や団体から選ばれる理由だと言えます。
意思決定を効率化する
LSPのプログラムを導入することで意思決定のプロセスを効率化することができます。
意思決定の場において感情は大切な要素です。
LSPを用いてチームで特定のテーマについて深めていくことで、短時間の中でもおどろくほどの結束力が生まれます。
参加者全員の思考プロセスが可視化されるためチーム内のミスコミュニケーションを最小化することができるので自分たちが進むべき方向性が見えてくれば自然に全体の考えは収束していきます。
これは参加者に多様な立ち位置の人がいればいるほど実感できます。
口頭のやり取りではなかなか埋めることができなかった上司と部下といった立場の違い、ジェンダー間やジェネレーション間で生じる価値観の違い、それらを調整する必要もなく、そのまま議論に入ることができ、なおかつミスコミュニケーションを生まずに進行ができると言えばLSPの有用性が伝わるのではないでしょうか。
科学的な知見によって裏付けされている
ブロックを使って手を動かしていると参加者がどんどん主体的になり、膠着していた議論がすすんだり、これまでにないような新しいアイデアが浮かんでくる。
そんな都合のいい説明を聞くとLSPが非科学的で妄信的なプログラムなのではないかと疑う人も少なくないと思います。
しかし、実際は大学や各種専門機関などで長年研究がされている手法であり、心理学や教育学、行動科学などの知見を応用したさまざまな理論に支えられた科学的に根拠のあるプログラムです。
たとえば、参加者が夢中になるしかけは心理学では有名なに支えられていますし、LSPそのものはという教育学の知見を土台にして開発されています。
感覚的なプログラムに思えますがその実は科学的な知見に裏付けされて成立しているというところもLSPが公的な機関などからも採用されている背景にあります。
ここで取り上げた以外にもさまざまな要因がありますが、具体的な話などをもっと聞きたいという場合はご遠慮なく相談ください。
事前カウンセリングの中でご紹介させていただきます。
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ファシリテーターの紹介
糀 広大(こうじ こうだい)
株式会社シンカクションリサーチ 代表取締役
レゴⓇシリアスプレイⓇメソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター
兵庫県明石市出身、福岡県福岡市在住。
教職を経て、青年海外協力隊に参加。帰国後はJICAで市民向けの広報や社会教育事業に携わり、SDGsの前身であるMDGs時代から持続可能な社会の担い手を育てるための市民向け教育プログラムを開発、実施していた。
マクロな問題を解決するには足元の変革が必要なのではないかと考え、自治体に転向し地方創生事業に取り組んだ後、独立。
現在はSDGs未来都市に採択された自治体における市民向け教育プログラムのアドバイザーや社会課題解決に関心を持つ個人を支援するためのコミュニティ事業などを展開している。
【講演・研修実績】
自治体や行政機関、経済団体、企業、NPO、教育機関などで講演や研修を500件以上実施。
最近はファシリテーターとしての長年の経験を生かし、指導的立場の人を対象としたファシリテーター養成プログラムなども実施している。
【メディア実績】
教育問題に対して切り込んだ記事が番組プロデューサーの目にとまりNHKクローズアップ現代+に出演。
新聞や自治体広報紙などに国際協力やSDGsなどをテーマにしたコラムを多数寄稿、現在も連載中。
市民向けにオウンドメディアの運用、TwitterやYouTubeによる発信活動もしている。
【受賞歴】
グローバル教育コンクール2016、グローバル教育取り組み部門佳作
※プログラムの参加人数によってはサブファシリテーターが必要になります。
その際はトレーニングを終えている認定ファシリテーターをこちらで追加手配させていただきます。
無料体験プログラムのご案内
これを読まれているということはおそらくLSPに関心を持たれて、導入を検討されているのだと思います。
しかし、レゴⓇブロックは子どものオモチャのイメージが強いし、それがプログラム上でどのように機能するのか、果たして実際に効果があるのかなど、不安を感じるというのが本音ではないでしょうか?
また、実際にプログラムの導入を検討するにあたって所属長等の理解を得る必要があるケースも少なくないと思います。
一方でLSPは体験がすべてといっても過言ではないプログラムであり、実際に経験する以外になかなかその有用性について理解していただくことが難しいというのが正直なところです。(裏を返せば、体験さえしていただければ他のワークショップではまず経験できないような目を見張るような効果と面白さを実感していただける自信があります)
そのため、弊社では無料でLSPのエッセンスを体験していただける特別なプログラムを準備しました。
このプログラムを体験していただくことで、LSPのプログラムが持つ特徴やその有用性を理解していただくことができます。
また、決裁権を持つ方にご参加いただくことで本格的な導入をするかどうかの判断を体験後に下していただくことが可能になります。
LSPの有用性を実感していただいた上で納得して発注していただきたいと考えておりますので、導入に少しでも不安を感じられる場合はぜひご遠慮なく体験プログラムにお申込みください。
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